2021-01-01から1年間の記事一覧
果実そのままジャム 思いがけずジャムの詰め合わせが届いた。さっそく朝食のトーストに乗せて食べてみる。ジャムといえばトーストに‘ぬる‘というのが一般的だが、このジャムはトーストに‘乗せる‘というほうがピッタリはまる。ごろっと果実がそのまま入ってい…
僧舞 僧舞をはじめその他韓国舞踊の全般的な印象は、遅くて何もしていないように見える、などあげられることが多い。これは今日の私たちの情緒とは違い、また社会状況も違うからである。現代はスピーディーで早くついていかないといけない競争が厳しいシステ…
先日の月食時、木星と土星も見ることができた。 宇宙の星たちをまじまじと観察できた初めての体験であった。 セピア色の閑散とした公園に設置されたまま放置されたシンボルのような、空へ向け発射するのを待ち構えている小型ロケットを連想させる、そんな年…
僧舞の後半部では太鼓を打ち鳴らす。 太鼓は、一般的にシャーマニズムでは地上の生命体の心臓の象徴、すなわち地上の世界を象徴しているといわれる。その太鼓の音は脈拍の音と一致する。 また衣装と照明は、踊る人の内面の世界、とても微細な心の流れや動き…
鳥:솟대 僧舞について 長い袖は鳥を象徴している。鳥(솟대)は空(天)と人を繋げてくれるシンボルとしてよく使われる。韓国では鳥を象徴する長い袖がチュム춤で多く表れる。宮廷舞踊など。 衣装は長衫:4角形:土を象徴 꼬깔帽子:3角形:人を象徴 太鼓:…
交差点でのこと。 町の南北を流れる片側2車線の車道、東西は1車線とも言い難い自転車が最適な幅の通り。といっても横断歩道と信号がしっかり見守っている。 遠くの山と空を見ていた。水に溶け混ざっていく絵具のような雲たちが信号待ちのひと時を楽しませて…
先日の月食 先日の月食。 限りなく皆既月食に近い部分月食とあり日本では140年ぶりの現象だったとか。 通り過ぎる建物の間から見え隠れする月に視線を送ったまま機敏に頭を左右へ動かし月が欠け始める様子を見上げいた夕暮れ時の移動の中。そこから太陽ー地…
目が現れた。矢印も現れた。その続きは三枚おろしにされた中骨だけの魚の胴体が続いてくるかのようだ。 体の構成物諸々をそぎ落とし胴体を貫通している長い骨だけになると、きっと気持ちいいだろうなと思う。誰かの食事のためのお皿の上の骨ではなく、風に吹…
床一面うっすらかぶさったほこり。滑らすクイックルワイパーに押し出され舞い上がる。押し出す右足、支えに戻る左足。ブランコの呼吸いったりきたり。差し込む光が描くキャンバス。陣地へと招かれる。宙に散る粉雪 光の中で舞っている。 そこでふと思う。 ク…
SUP SUP三昧だったこの夏。週末毎に海へ車を飛ばした。正確には快晴だった10月中旬まで続いた。 といってもSUP初心者である。 といっても穏やかだった海面がうねりだし突然大波を寄せてくる気分屋の海は見ているだけで楽しめる方で、いまだにその中で戯れる…
映画「ノマドランド」の一場面 映画を見え終えた数日後の今も静かなさざ波の中で揺られているような余韻が続く。 ノマドといえばジル・ドゥレーズを連想する。定住や固定とは反対の移動することにより境界を越え、流動する中で生まれる運動、それは枠組みの…