僧舞④
僧舞をはじめとする韓国伝統舞踊は、主に‘歩き‘と‘屈伸‘の動作が基盤である。人間は歩く動作がもっとも持続的にでき、座禅の動作もそうであり、また永久的にできるとも言われている。
有酸素運動は一定の時間のみ持続できる。それは血の流れ、循環を無限大に早くするため、持続するのは厳しいからである。
長い呼吸である丹田呼吸は、血の流れ、循環を抑制する。それは酸素をあまり使わず、感情をあまり起こさないで、気運に乗りながら呼吸をする。その状態で‘歩く‘ことに集中すると、身体の上下、左右、内外が円滑な状態に整う。
僧舞をはじめとする韓国伝統舞踊と他のダンスとの特性的な違いは、気的特性の違いといえる。韓国伝統舞踊の動作は気が流れる道であり、それは呼吸が通る道、経絡の流れる道である。動作この状態を身体が開いていると見る。