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カケチュム 「○○×(かける)チュム춤」 管理人Narimorがチュムと日常の出来事を掛け合わせて綴るブログです。 kakeChum. 「○○ × (multiplied by) Chum(dance)」. This is a blog written by the concierge Narimor by multiplying Chum and daily life.

僧舞①

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鳥:솟대

僧舞について

長い袖は鳥を象徴している。鳥(솟대)は空(天)と人を繋げてくれるシンボルとしてよく使われる。韓国では鳥を象徴する長い袖がチュム춤で多く表れる。宮廷舞踊など。

衣装は長衫:4角形:土を象徴

꼬깔帽子:3角形:人を象徴

太鼓:円:宇宙を象徴

これはチベットのマンダラ文様の影響を受けている。外側に円があり、その中に四角、そしてその中にピラミッドの三角。

マンダラは個人の生の領域すなわち小宇宙を表している。これは宇宙的領域すなわち自然の神秘を象徴的に表現したもので、人間は宇宙の秩序と調和の神秘の中で自身の真の姿を探すために、マンダラを通してこのような姿と本質を悟り生命と宇宙の関係を感得できる。さらにマンダラは神的領域を表し、これは内的な観照を投影し内面の経験を体験できる。

このようなマンダラの影響を受けている僧舞は、自己の内面に入っていく長い旅行を再現しながら最後には思考を感情を下ろし空ける。そして空になったときパーンと開ける法悦を太鼓で打ちながら解脱感を表した踊りである。

寂滅とした内面の世界へ、‘空‘の世界へと、そういうものを表している。

基本的に韓国舞踊は、自己の深い内面の中で外側と内側の平衡状態がとれ調和がとれている状態、つまり内面へ無限に入っていき意識が合致するという状態である。

言い換えれば、自己の内面へ無限大に入っていき体を中心に思考と感情が集中しているものを解消(全体へ拡散)できるもの、そして全体と私を一致させるそんな過程が韓国舞踊のコンセプトである。

一言でいうとチュム춤は、突入の世界として分かり易く形式化されたもの言える。